HK CINEMA LABO 映画と猫。ときどき雑記帳

映画ときどき猫。音楽、パソコン、趣味

グリーン・ホーネット

グリーン・ホーネット1

STORY

ロサンゼルス。幼少期に母を亡くし、新聞社の創業者である父に厳格に育てられるも、その反動で放蕩息子に成長したブリット。彼はある日、父が蜂に刺され急死するという悲劇に直面してしまう。そして、突然社長の座に就いたブリットは、父の運転手カトーから驚愕の事実を知らされる。実は天才発明家であるカトーは、父と秘密裏に数々のハイテクマシンを発明していたのだった。父の遺志を継いで正義に目覚めたブリットは街に蔓延る悪党の一掃を決意し、グリーンのスーツとマスクに身を包んだ自分たちを“グリーン・ホーネット”(緑の蜂)と命名する。また、悪人を装った方が標的に近づきやすいと考えたブリットは、彼の新聞社の記事でグリーン・ホーネットを新たなワルとして世間に知らしめるのだった。ハイテク満載の愛車“ブラック・ビューティー”を駆って夜の街に繰り出し、悪党たちを次々と蹴散らしていくブリットとカトーだが…。

グリーン・ホーネット2

REVIEW

今年に入って初レビュー。いやー長らく放置ですんまへん。

今年の初レビューは我らがジェイ・チョウが出演している『グリーン・ホーネット』にしますた。中華映画レビューサイトってのに初レビューはハリウッド映画。まぁジェイが出ているのでご了承を。

この映画は60年代のアメリカドラマ『グリーン・ホーネット』のリメイクで、カトー役をブルース・リーが演じ出世作となった作品。そのドラマを映画化するって話が出たときはちょっと嬉しい気持ちと不安な気持ちが半々ですた。

映画化するって話で当初はカトー役をチャウ・シンチーが演じるとされていましたが、シンチーはいろいろあって降板する事に。んで、結局だれがカトー役をやるのかとやきもきしていたら、なんとジェイが演じる事になったんですね。そしてこれがジェイのハリウッドデビュー作品。

しかし、一体この人はどこまで伸び続けるんだろう?

個人的にはシンチーもジェイも好きなんですけど、シンチーはまだしもジェイのカトー役なんて想像もつかないなぁなんて一抹の不安を残しつついざ劇場へ。

物語は基本ベタな展開と言いましょうか、実にハリウッドらしい正直ストレートすぎで単純な展開ですた。

家族で楽しんでみれる雰囲気。個人的にはもうちょっと捻りが欲しかったかな。

あと、主人公ブリットとカトーの親密性をもうちょっとちゃんとしてくれたら、大喧嘩の場面からの流れが理解しやすいのに、そこが描ききれてなくてちょっと残念。

コメディとしても描ききってない印象も残る。ブリット役のセス・ローゲンをもっと爆発させてもよかったかも。

映画としてはちょっと残念な部分もある。でもそれが正直な感想。すんまへんエラそうで。

ですが一番心配だったジェイの演技はというと・・・

んもう、萌えた。超激萌え。しかも思った以上にメインキャラ。頭脳明晰なカトーって役が見事ピッタリ。

ブリッドがハチャメチャとういかなかなかの理不尽キャラなんで冷静沈着なカトーって役が映えるんだよねぇ。

んで、そんなカトーがキャメロン演じる秘書に恋するけど、ちょっとはにかみなとこが可愛いんですよ。

いやーもう映画観ながら「キャメロン羨」と小声で連呼してたら隣の相方に「キモっ!!」と言われますた。えぇ自分でもキモかったです。

あと、途中で出てきたチンピラ役ってエドワード・ファーロングだよねぇ?

なぜ?あんなに美少年だったのにーーーーーっ!!となんだか切なくなりますた。

キャメロン・ディアスが思ったより出番が少なくて、もっと絡みがあるのかなーと思いきやブリットにもカトーにもどっちつかずな役柄なのがちょっと物足りない。

あとね個人的にはこの映画は3Dの必要があったのか未だに疑問が残る。

っと、まぁ映画の内容に関してあまり印象はないんですが(オイッ!!)

お気楽で頭空っぽでみる映画だけど、クライマックスのハチャメチャ感は観ていて痛快で最後はなんだかんだ言っても楽しめた内容ですた

これはジェイファンにはたまらないっていうか、ひょっとしたら、これでジェイの事に興味を持ってくれる人も現れるんじゃ・・・と思うくらいジェイ萌えですた。

というか、なんだかんだでカトーが一番印象に残るおいしいキャラなので、ほんとこの役やってくれてよかったと思いますた。

製作:2010年 アメリカ 119分

監督:ミシェル・ゴンドリー

出演:セス・ローゲンジェイ・チョウキャメロン・ディアスクリストフ・ヴァルツエドワード・ジェームズ・オルモス