HK CINEMA LABO 映画と猫。ときどき雑記帳

映画ときどき猫。音楽、パソコン、趣味

ブルー・エンカウンター/衛斯理藍血人

衛斯理藍血人

STORY

サンフランシスコ。国連の地球外生物分析局に勤務するウェズリー(アンディ・ラウ)は、ある日、情報源である骨董屋の主人チュウに呼び出され、早速彼の店を訪れる。そこで、ウェズリーがチュウから見せられたのは青く光る手の骨。ちょうどその時、美しい女性フォン(ロザムンド・クヮン)が店に入ってくるとそれを買い求め、すぐ立ち去っていった。ウェズリーは彼女が気になって追いかけるが、いきなり街に出現した凶暴な異星人に襲われてしまう。だが、彼が絶体絶命の窮地に立たされた時、さっきの女性が突然現われ、不思議なパワーで相手の体を消滅させるのだった。

REVIEW

まぁ、なんともツッコミ所が多いというかB級臭いといいましょうか・・・

B級臭い割にはシリアスな内容です。でも、シリアスな割には「なんじゃ、そら!」と思ったりなんかして・・・

要するに展開自体はどこかで見たことのあるパターンで目新しさも捻りもないんです。なら、コメディ路線でやってくれたほうが何倍も面白かったんではないかと・・・

監督がアンドリュー・ラウで、出演はアンディやロザムンド・クヮン、スー・チーなんか出ちゃって結構豪華だったりするんですよ。まぁ無駄に豪華な配役というか、これだけ豪華なメンツって所が却って物語の薄さに拍車を掛けるんですねぇ 残念なことに。

しかもCGのエイリアンも何だかゲームのキャラクターのようで、シリアスな内容と合わない気がするんだよぇ・・・

っで、マーク・チェンが一番性質の悪いエイリアンを演んじてる訳ですが「ターミネーター2??」って感じ。最後の終わり方は全然違うけど。

その戦いのオチはエネルギー(ツボ)を刺激して倒すという、いやはや何とも中国四千年の歴史はエイリアンもツボで倒すんですねぇ。っとかなりツッコミますた。

ところで、ウェズリー(アンディ)とフォン(ロザムンド・クヮン)は一体いつから惹かれあうようになったんだ??ひょっとして、アンディが途中でテレパシーがどうのこうの言っていたけどそこなのかい??説明がまったくたりまへん。

その二人が恋人同士になって初夜を迎えるんですが、そのシーンがありえん・・・あてくし、目が点に。それを見て悲しげに部屋を去るソウ(スー・チー)。そりゃ見てはいけないもの見る事もあるわな、私もある意味見てはイケナイものを見た気になったよ。と、物語そっちのけで邪な思いで鑑賞しちゃいますた。

でもま、何だかんだ文句を言いながら何が目当てでこの作品を観るかといえば、ロイ兄さんが出演しているからでしょう。

SF、エイリアン、ロイ兄さんといえば92年の「妖獣都市-香港魔界篇-」思い出しちゃいそうだけど、この作品ではエイリアンじゃなく人です。びっちり横分けなアタマだけど・・・

しかもFBI、ぶっきらぼうだけどイイ人。この要素だけで、最後まで観れたわい。ありがと。

でも、兄さん途中でいなくなるけどね。ん?でも、この兄さん、格好よくて好きだわい。びっちり横分けなアタマだけど(←しつこい)

2003年/香港

監督:劉偉強(アンドリュー・ラウ

出演:劉徳華アンディ・ラウ)/關之琳(ロザムンド・クヮン)/舒淇スー・チー)/張耀揚(ロイ・チョン)/彭敬慈(サミュエル・パン)/黄佩霞(アルメン・ウォン)/鄭浩南(マーク・チェン)