HK CINEMA LABO 映画と猫。ときどき雑記帳

映画ときどき猫。音楽、パソコン、趣味

銃弾に追われた街/都市熬星(殺手無名)

STORY

殺しの名手イーグルことディ(ジャッキー・チュン)は、ある日、掟を破った組員マイケルの密殺命令を受けた。タイに飛び、ミンの実子KKの助けを借りて指令を果たすディ。そしてマイケルの兄弟分は、報復のためディの命を狙い始める。ディはディスコで出会ったジュリー(ジョイ・ウォン)に職業を刑事と偽って恋人になろうと…。

REVIEW

何となくね、パトリック・タムが見たかったんです。

ってことで、主役はもちろん學友さんとジョイ・ウォンなんだけど、パトリック・タム見たさに鑑賞しますた。

でも、昔この作品観たときはパトリック・タムのことなんて解らなかったなぁ。でもあの頃から印象深い存在感は漂っていますた。

パトちゃんファンになって、この映画のタイトルを見て「おぉ!あの學友の弟役だった男の子かえ!!」って感じで気がつきますた。

内容は、今見ると「古っ!」って言いたくなるありがちな展開。

しかも、中盤までは多少間延びしている感じではあります。ですが、終盤の學友、パトちゃん達VS敵の駆け引きや激しい銃撃戦は見所あり。

でもオチはあっさりしすぎじゃ!ってなラストです。

っていうか、最後の銃撃戦の場面は學友&パトちゃんより父親役のケネス・チャンが格好よく見えますた。でも、義足から銃が出た時は笑いましたけど・・・

でっ、ロー・ワイコン演じる殺し屋がアタマが悪いというか、激情型の筋肉バカな殺し屋でかなりツボ(笑)なんていいましょうか・・・無計画?な感じ。

残虐非道な殺し屋なんだけど、頭が悪そうな微妙な雰囲気がウケますた。

あと、ジョイ・ウォン久々に見ますた。この映画の頃は凄い人気だったよね。演技は上手な感じではないけど、なんか美人なお嬢さんって感じで好きだったなぁ。

この映画では學友と二人でペンキを塗るシーンが可愛いくて印象的。ジョイ・ウォンの可愛さもあるけど、學友さんがやっぱ若いだけあって初々しい。んで、可愛いんだけど、格好いい!

内容は弱い感じはするけど、キャラクターはそれぞれよかったと思う。

學友が仕事前に洗面台の前で髪型を決める所、好きだったわ?。んで、それを真似するパトちゃんに何故か笑ってしまう。

でっ、我らがパトリック・タムことパトちゃんなんですが・・・わし、今のパトちゃんが素敵だと思うよ・・・

っていうかパトちゃん自身の演技自体はいいんだよね。

さすがこの作品で助演男優賞獲っただけはあると思える存在感だし、やっぱこの頃から上手さはあるのよ・・・

でも、いかんせんトリガラ過ぎる・・・でっ、そのラーメンパーマは何ですか?って言いたい。時代が彼をそうさせたのか、正直、髪型が格好よくない(笑)

でもでも、若き日のパトちゃんを見れたのは嬉しかったです。

展開は読めるし何か大雑把な感じは否めませんが、わし個人としてはかなり楽しめた映画ですた。

1990年/香港

監督:惣應就(ガイ・Y・C・ライ)

出演:張學友(ジャッキー・チュン)/王祖賢(ジョイ・ウォン)/譚耀文(パトリック・タム)/會江(ケネス・ツァン