HK CINEMA LABO 映画と猫。ときどき雑記帳

映画ときどき猫。音楽、パソコン、趣味

詩人の大冒険/唐伯虎點秋香

STORY

明の時代。墨絵と詩人として有名なトン・バッフー(周星馳)は8人の妾もおり「江南四才子」いう遊び仲間のリーダーでもある。一見恵まれた生活を送っていたが、その8人の妾はバッフーの事に目もくれず、本当の自分を理解する人がいないため悩んでいた。ある日、仲間達と街へナンパに出たダッワーは貧しい人々に物資を与えているチャウヒョン(鞏利)に一目惚れ。チャウヒョンが華家の待女だと知ったダッワーは身分を偽り華家に奉公人として入り込んだが・・・

REVIEW

明の時代に実在した唐伯虎という人物をコミカルなキャラクターとして作り上げてます。

珍しくあまり下品な表現も少なく、それでいて笑いはしっかり保たれていますた。

個人的にはブラックな笑いがある方がシンチーらしくて好きなんだが・・・でもシンチーテイストの馬鹿馬鹿しい笑いは健在。

ワイヤーも丸わかりなんですがそうゆうのは気にせず楽しめる。シンチー作品に欠かせない?鼻ほじりオカマのリー・ケンジンも健在。この作品のシンチーのキャラ結構好きです。それにこの作品は結構楽しめるし、出演陣もスゴイ。

ヒロインを演じたコン・リーはモチロン、60~70年代に活躍した人たちも出ています。華夫人を演じたチェン・ペイペイはショウ・ブラの看板女優だった人だし、『少林寺三十六房』のリュー・チャーフィー、ラウ・カーリョンなど豪華。「江南四才子」にナット・チャンやン・ジャンユーもいる。ジャンユーは出演時間わずかですが・・・

全体的に面白いが書生になったダッワーと二人の息子の掛け合いや華夫人にダッワーとバレてからの展開は特に面白い。展開も早く、ラストのオチもしっかりしてわかりやすくドタバタの一本。やっぱりシンチーは現代劇より古装片の方が好きだわ。

1994年 香港

監督- 李力持(リー・リクチー)

出演-周星馳チャウ・シンチー)/鞏利(コン・リー)/鄭佩佩(チュン・ペイペイ)/陳百祥(ナット・チャン)/林威(ラム・ウェイ)/梁家仁(リョン・カーヤン)