HK CINEMA LABO 映画と猫。ときどき雑記帳

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ファイト・バック・トゥ・スクール3 秘密指令は氷の微笑?/逃学威龍三之龍過鶏年

STORY

数々の危険な捜査をこなしてきた警察官・周星星(チャウ・シンチー)は、二度と潜入捜査をしないと元教師で恋人の何(チョン・マン)と約束していた。しかし殺害された大富豪・バッマンが、星星と瓜二つだったため、バッマンに扮し容疑者で妻のトン(アニタ・ムイ)を監視する使命が下り、トンの屋敷に潜入。一方トンも予備知識が無いシンシンに疑いを持ち、シンシンの化けの皮を剥がそうとするが、なかなか尻尾を出さなかった。そうこうしているうちに旧正月がやってくる。トンの屋敷に友人のダイゴ(アンソニー・ウォン)が訪れる。ダイゴに疑いを持つシンシンは彼に誘われディスコへ向かう。そこで恋人のホーを発見するが・・・

REVIEW

この作品は前作の「ファイト・バック・トゥ・スクール1,2」と同じような感覚で観てはいけません。もう別物。学校はすでに関係ないし・・・。

でもこのシリーズは、基本的に監督が替わり王晶が担当したためパロディ色が強くかつエロティックな仕上がり。下品さ炸裂で、『氷の微笑』のパロディや『賭聖』のパロディやら、なんでもアリで笑えます。

「ファイト・バック・トゥ・スクール1」ほどの勢いは無いですが、「ファイト~」シリーズで観るとそう思うだけで、別作品として観るとよくできた一本。アニタ姐さんとシンチーの絶妙なカラミやダンスシーンは必見。

この回はン・マンタのおっちゃんは出てませんが、そのかわりナット・チャンやアンソニー・ウォンがカバーしていて安定感があります。チョン・マンもここでは弾けた演技で、アニタ姐とのダンスも面白い。

足で文字を書くシーンやラーメンを食べるシーンに伏線があったのもよかった。

ちょっとアニタ姐とシンチーの別れのシーンはホロっとできるし、改めて観ると「ファイト・バック・トゥ・スクール1」よりもこっちの方が個人的には好きかもしれない

1993/香港

監督- 王晶(ウォン・ジン)

出演-周星馳チャウ・シンチー)/張敏(チョン・マン)/陳百祥(ナット・チャン)/周海媚(キャシー・チャウ)/黄秋生(アンソニー・ウォン)/梅 艶芳(アニタ・ムイ