HK CINEMA LABO 映画と猫。ときどき雑記帳

映画ときどき猫。音楽、パソコン、趣味

レジェンド・オブ・ヒーロー/中華英雄

STORY

中国の富裕な家に生まれたヒーロー(イーキン・チェン)は殺された両親の仇を討ったために、逆に殺人者として追われる身となってしまい、恋人のジェイド(クリスティ・ヨン)を残し、単身アメリカに渡った。だが、ジェイドは彼の子を身ごもっており、彼を追ってアメリカへやって来た。ようやく再会した二人は束の間の幸せな時間を過ごすのだが……。(all cinemaより抜粋)

REVIEW

「風雲ストームライダース」の監督、スタッフによる作品。 「風雲~」同様本作も原作は人気コミックかららしく、内容は至って真面目な話だが「風雲~」よりツッコミどころ満載で私のツボを刺激しました。ハッキリ言って設定むちゃくちゃです。

まず、師匠プライドの弟弟子“無敵/ムテキ”。日本人という設定だが演じているのはジャンユーという所から無理がある。だって日本人ぽく無いんだもん。

その上ムテキの5人の弟子は忍者(←オイッとツッコむ事、間違いない忍者)なんだけど、忍者の名前が変。ちなみにリーダーの名は金太保(マーク・チェン)。金太保って・・・

しかも、くノ一のジュピター(スー・チー)は金太保から結婚を迫られているが、ヒーローに惚れてしまい、それを知った金太保は嫉妬のあまり「中華楼」に火を付けてしまう。(どんな忍者やねん。)

スー・チーことジュピターが着物を着てヒーローに会いに行くシーンもあるが、着付けもなんか変・・・(しかも留袖だし)。忍者の中にわしのお気に入りのサム・リーもいますが出演時間は5分程度。出てるのか出てないのかよくわからないキャラですた・・・。

ヒーローの兄弟子・鬼僕/シャドウはずっと仮面を付けたままで結局誰が演じたのか解らずじまいだし、ヒーローには息子のソードの双子の妹がいたはずだが、その娘はさらわれてしまうが結局どうなったの?と疑問をたくさん残すストーリーだった。

でも個人的にはツボを刺激した作品。

ユン・ピョウはいるわジャンユーやアンソニー・ウォンはいるわで結構豪華。スキンヘッドのロー・ワイコンもかなり素敵。ニコラス・ツェーイーキンが再会して屋上で語るシーンは雰囲気よかったし、ラストのジャンユーとイーキンの戦いは面白かった。(自由の女神をぶっ壊します。ありえん!!)でも二人の殺陣は見応えがありますた。

他にもツッコミどころ満載で意外と楽しんだ作品でした。でも無茶なことするね香港映画って

1998/香港

監督- 劉偉強(アンドリュー・ラウ

出演-鄭伊健(イーキン・チェン)/楊恭如(クリスティ・ヨン)/林暁峰(ジェリー・ラム)/謝霆鋒ニコラス・ツェー)/廬恵光(ケン・ロー)/舒淇スー・チー)/鄭浩南(マーク・チェン)/呉鎮宇(ン・ジャンユー)/黄秋生(アンソニー・ウォン)/元彪(ユン・ピョウ)