HK CINEMA LABO 映画と猫。ときどき雑記帳

映画ときどき猫。音楽、パソコン、趣味

ヒットマン/殺手之王

STORY

香港の殺し屋の中に自分が許し難い相手だけを無償殺すという「炎の天使」という謎の殺し屋が存在した。ある日、日本人の富豪がその「炎の天使」によって殺害される。だがその富豪は自分が殺されたときのために’復讐基金’を設立していた。その’復讐基金’の為、各国からトップクラスの殺し屋が「炎の天使」の正体と抹殺をするため集結する。 金を稼ぐため大陸からやって来た特殊部隊上がりのフウ(ジェット・リー)は成功報酬欲しさに復讐基金の会議場へ向かい、そこで一人の男・ノウ(エリック・ツァン)と知り合う・・・

REVIEW

いや~面白かったす!途中ごちゃごちゃしたカンジもありましたが、ストーリーも構成もなかなかよく、アクションシーンは見事。さすがジェット・リー。元々アクションが出来る役者は無理なくソツなく美しいアクションで一味違います。

ジェット・リーエリック・ツァンのコンビもなかなか面白かった。ジェット・リー演じるフウは優しすぎて殺し屋に向かないし、エリック・ツァン演じるノウも一癖ある男だが実は娘が一番大事で優しい男を演じている。エリック・ツァンはホントこんな役上手いと思った。(ちなみに娘役はジジ・リョン)

敵役の佐藤圭次のセリフは棒読みな感じですが雰囲気や表情が生かされていてイイし、何より刑事を演じたサイモン・ヤムが渋くてステキだったわ。意外とアクションできるし

結構早めな展開で「炎の天使」の存在がわかりますがそんなことカンケーなく楽しめた。ストーリー云々よりアクションとして観ると上質。ジェット・リーの大陸訛りの広東語も新鮮だった。(ジェット・リー自らの広東語吹き替えって珍しいなぁ)

1998/香港

監督- 菫王韋(チュン・ウェイ)

出演-李連杰ジェット・リー)/曾志偉(エリック・ツァン)/佐藤桂次/梁詠淇(ジジ・リヨン)/任達華(サイモン・ヤム)