狼たちの伝説 亜州黒社会戦争/勝者為王
STORY
台湾と日本の裏社会同盟を結ぶため、 台湾マフィア三連会に所属する香港人 サンカイ(ジョーダン・チャン)は、 日本の暴力団山田組の娘と結婚する。以降サンカイは三連会の後継者と目されることになるが、 それからというもの周囲では不穏な事件が頻発するようになる…。
REVIEW
「古惑仔」の第6弾なんですが、権利の問題で「古惑仔」というタイトルが使えなかったらしい。なので、原題タイトルは「勝者為王」となっています。
シリーズものですが、それぞれ物語自体が一話一話違うのでこの作品から観ても別に支障はきたさないと思います。でも、個人的には第一弾の「古惑仔之人在江湖/欲望の街」から観るともっと楽しめると思う。
物語としては、もうツッコミどころ満載。
陳小春/チャン・シウチョンの日本語はマジ笑えるし、スー・チーのヤマンバメイクもウケました。
我らがロイ兄さん(ロイ・チョン)は「古惑仔3」のクロウや「古惑仔4」のユウヨンとはまた違うキャラでわしを楽しませてくれます。まぁ相変わらず悪い奴ですが、今回サンカイの嫁・菜々子までゴーカンします。
だけど、このシーンがムダにかっこいいんだわ~。おばちゃんますます惚れたよ・・・
「オレト、ケッコンスルベキダ!」のセリフがツボですた。それまでのクールなアナタはどこへ行ったんでしょうか?もう、がっつき過ぎ(笑)
日本版のDVDジャケットはイーキンとピーター・ホーが映っていましたが、この作品はどう見ても、サンカイ演じたチャン・シウチョンが主役と思う。っていうか完全に主役のはずのイーキンが喰われちゃっているのよ・・・。
もう、「古惑仔」の認識として、シリーズ1,3,5はイーキン、2,4,6は小春がメインって勝手に認識してます。そして、「古惑仔」の特徴として豪華な登場人物が多いのが魅力。そして、同じ俳優が違うキャラクターで出てくるので、ちょっと混乱してしまうという事もある。そういう何でもアリな所はさすが香港映画じゃ!
しかし、ナンは恋人が出来てもサイのことは忘れられないのね。
サイに似た人(役は違うがジジ・ライ)に惹かれていくナンを観ると悲しかったわ~。新しい彼女(スー・チー)が可哀想すぎてという意味で・・・
そしていつの間にやら十三妹(サンドラ・ン)と韓濱(ワン・ヨンミン)がこのシリーズで夫婦になったいたのには驚いた。でもこの組み合わせは好きなので物語ながら嬉しかったわい!「古惑仔」シリーズ興味がある方はオススメです
2000年/香港
監督- 劉偉強(アンドリュー・ラウ)
出演-鄭伊健(イーキン・チェン)/陳小春(チャン・シウチョン)/舒淇(スー・チー)/何潤東(ピーター・ホー)/張耀揚(ロイ・チョン)/黎姿(ジジ・ライ)/呉君如(サンドラ・ン)/尹陽明(ワン・ヨンミン)/千葉真一