HK CINEMA LABO 映画と猫。ときどき雑記帳

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チャイニーズ・ゴースト・ストーリー3/倩女幽魂III道道道

STORY

前作より百年後、中国・郭北県の古寺・蘭若寺には古木の妖怪ロウロウ(ラウ・シウミン)とその手下たちが巣喰っていた。遠くの大国寺に黄金の仏像を届けようと旅を続ける高僧の白雲(ラウ・シュン)と若い僧・フォン(トニー・レオン)はたまたま宿をとろうとしたこの寺が妖怪の根城であることを知り、退治を決意する。美しい幽霊ロータス(ジョイ・ウォン)はロウロウにフォンの誘惑を命じられるがそれに背いて恋に落ちてしまう。二人と白雲の前にロータスの姉コチョウ(ニナ・リー)とロウロウらが立ちはだかる。

REVIEW

やっぱり、ジョイ・ウォンは生身の人間の役よりも幽霊役のほうが女っぷりがグッと上がる気がする・・・

「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」の続編って言っても、設定は前作から100年後の世界。

んでもって、主人公もレスリーからトニー・レオンにバトンタッチ。

脚本は「1」の話をなぞったように展開するので、やっぱり最初の「1」のほうが断然好きなんだけど、キャラクターが変わっただけで印象が変わる感じで、思った以上に楽しめますた。

あと、前作、前々作に比べお色気が増したような・・・

ジョイ・ウォンが丸坊主のトニーさんをたらし込もうとする場面なんて、妙に背徳感があってドギマギしますた。つーか生々しいのよね。

ジョイ・ウォンも色っぽかったけど、リンチェイ夫人のニナ・リーがエロさ抜群で、あたしゃジョイ・ウォンよりもニナ・リーの方に色気を感じたなぁ。まぁ友近に似ている気もしますが・・・

レスリーが演じた主人公も可愛かったけど、このトニーさんの演じたフォンも丸坊主姿が何ともキュートな感じ。もちろん、ロータス(ジョイ・ウォン)とフォン(トニー)は恋に落ちるんだけど、・・・って、アレ?あの二人、恋に落ちたのか?

いや、何となくフォンは坊主で劉洵演じる白雲和尚さん命みたいな感じだったし、ロータスも好きなことは好きなんだと思うけど、お互い軽い感じの印象だったなぁ。

でも、それは「1」と違って切ないラストじゃなく、ちょっとあかるい感じのラストだったからかも。何か、これからを感じるような雰囲気でそれも悪くない。

物語としてはイキオイはあまりないけど、出演者がよかったように思う。レスリーとは違ったトニーのキャラクターは二番煎じのストーリーの雰囲気を変えてくれたように感じたし、なにより明るい雰囲気のラストは完結作に相応しい感じがしますた。

1991年/香港

監督:程小東(チン・シウトン

製作:徐克(ツイ・ハーク

出演:梁朝偉トニー・レオン)/王祖賢(ジョイ・ウォン)/張學友(ジャッキー・チュン)/利智(ニナ・リー)/劉兆銘(ラウ・シウミン)/劉洵(ラウ・シュン)