HK CINEMA LABO 映画と猫。ときどき雑記帳

映画ときどき猫。音楽、パソコン、趣味

大福星/福星高照

STORY

香港警察の刑事ジャッキー(ジャッキー・チェン)と彼の相棒ユン(ユン・ピョウ)は日本へ逃亡した汚職ポリスのリンとその仲間の逮捕という重大な任務を命じられた。かくして、ジャッキーとユンは、日本にあるマフィア組織を壊滅しようと、東京に乗り込んだ。しかしユン刑事が敵に捕まり、ジャッキー刑事は孤立し、ピンチに陥る。やむなくジャッキー刑事は、香港警察本部へ打電し応援を頼む。そこで助っ人としてジャッキーの許にやってくるのがムショに服役中のデブ(サモ・ハン・キンポー)、クレージー(リチャード・ン)、ちび(エリック・ツァン)二枚目(チャールズ・チン)、ひげ(フォン・ツイファン)の5福星の5人組だ。そんな彼らに美人刑事ウー(シベール・フー)が目付け役につくが・・・

REVIEW

『福星』シリーズで好きなのが、『五福星』とこの『大福星』。今回は『大福星』の紹介。

やっぱ、この時代のコメディって面白いわ。

もう何がいいかって、くだらなさ全開のお馬鹿加減がたまりません。

一応、DVDジャケットはサモ、ジャッキー、ユン・ピョウが主役みたいになっていますが、ジャッキーとユン・ピョウはあくまで脇役。ユン・ピョウなんて最初と最後ぐらいしか出ていません。

またアクションも見物。冒頭のカー・チェイスも凄いし、所々でサモ、ジャッキー、ユン・ピョウのアクションが見れる所もオイシイ。特にラストのディック・ウェイとジャッキーの対決も凄かった。

また女優陣もイイ。シベール・フーとか西脇美智子とか久しぶりに見ました。この二人の対決もなかなか華があって、キレもいい。

この頃の女優さんって何がいいかって例えばシベール・フーなんてアクションが出来たかどうか解らないけど、出来る風に見えたりして格好よく見えるんだよね。そこが、説得力があって見る側を面白くさせている気がする。やっぱりこの時代の女優って好きだなぁ。

でも何といっても主役はサモ・ハンエリック・ツァン、リチャード・ン、チャールズ・チン、フォン・ツイホンが演じたサギ師5人組。この5人がすっごく面白い!

潜入捜査で日本に来たのに全然潜入していない。いつの間にか事件に巻き込まれていきます。

もうね、随所に出てくる笑いどころがとにかくツボ!

ジャッキーのいる家は間違った日本描写だし、訳のわからん忍者は出てくるし、エリック・ツァンのまったく意味のないポーカーとか、シベール・フーに仕掛ける「しばり組」なんてホントくだらなすぎ!「しばり組」ってナニ?!って思った。でもスゲー笑った。

またホテルに泊まった5人が一つのベットを賭けて輪になるシーンがもう最高。急に揃って踊りだすもんだから飲んでたコーヒー吹いてしまったよ・・・あのシーンは一番ツボにはまったなぁ。

やっぱりこの頃のコメディって、いつまでもわしのツボを刺激します。

1985年/香港

監督:洪金寶 (サモ・ハン・キンポー

出演:洪金寶 (サモ・ハン・キンポー)/呉耀漢 (リチャード・ン)/曾志偉 (エリック・ツァン) /秦祥林(チャーリー・チン)/馮淬帆(フォン・ツイファン)/胡慧中(シベール・フー)/ラム・チェンイン(林正英)/元彪 (ユン・ピョウ )/成龍ジャッキー・チェン)