人魚伝説/第六感奇緑 人魚傳説
STORY
子供の頃、海で溺れたチー(鄭伊健)は幼い人魚に助けられる。だが、大人に成長した今でも水を恐れていた。
高校の臨時教師となったチーはそこで生徒のケンジ(金城武)やケンジの恋人で“姫”と呼ばれるキキ(麥家?)と出会う。
ケンジやキキ達と海へバーベキューへ行ったチーは再び溺れてしまう。
そこにかつてチーを助けた人魚のメイ(鍾麗糸是])が現れチーを再び助けたのだが、
チーを救う際、魔法の真珠を飲ませてが為、真珠を失ったメイは海に戻る事ができなくなってしまう。
真珠を取り戻すためチーを探したメイは、転入生として学校にもぐりこみ真珠を取り戻そうとするが・・・
REVIEW
トム・ハンクス主演のアメリカ映画『スプラッシュ』の香港版です。ハイ。
見た事ある人ならストーリーの説明は要らんでしょう。
ものすごくファンタジー色の強い作品で、観ていてツッコミどころの多い作品。 クリスティー・チュンを見ながら、こんな色気のある高校生なんているかい!! っと思ってしまいますが、ときおり見せるあどけなさは可愛いかったなぁ。
展開は教師のチー&人魚のメイの恋愛を軸に山あり谷ありと繰り広げられていく至って単純なお話。 だけど、水中でのシーンが凄く綺麗だし、チーとメイのやりとりがかわいらしい。 全体的にほのぼのと展開していきます。
バスでのやりとりや、わざと辛いものを食べてメイがチーにキスをしようとするが、純情なチーはそれに気づかない場面とか、純情なやりとりがくすぐったい。
登場人物も金城武演じるケンジはお調子者だが情に厚い男なのがよかったなぁ。 イーキンの腰抜かしっぷりがツボも刺激。 また、”姫”ことキキが才色兼備のメイに嫉妬心丸出しでわかりやすい演出が展開を面白くしてくれますた。
そしてメイを捕まえようとするケント・チェンやユン・キンタン達オマヌケな四人組が香港映画らしい笑いを誘っていて、とくにその中の一人で女教師役のユン・キンタンは弾けっぷりがイイ。
ちょっと照れくさいし全体的にB級感がプンプン匂うが、ほのぼのとした青春映画でもある一本。
1994年 香港
監督:羅文(ノーマン・ロウ)
出演:鄭伊健(イーキン・チェン)/鍾麗[糸是](クリスティー・チュン)/金城武 /麥家?(テレサ・マク)/苑瓊丹(ユン・キンタン)/鄭則士(ケント・チェン)