ブラッド・ウェポン 逆戦
STORY
国際警察のジョンは、巨大犯罪組織が計画するウィルステロを阻むため組織を追うが、組織がテロ実行犯に選んだのは、ジョンの生き別れた兄ヨウだった。2人は敵同士として再会し、銃口を向け合うが、国際警察の不正やテロ組織の裏切りが発覚。2人はそれぞれ真の敵が誰なのかを探りながら、激しい戦いを切り抜けていく。
REVIEW
「ビースト・ストーカー(証人)」や「密告・者」など定評がある監督、林超賢(タンデ・ラム)の作品
出演は周杰倫、謝霆鋒(ニコラス・ツェー)、安志杰(アンディ・オン)となかなかのスターっぷり。
物語はウィルスを巨大闇組織に奪われ、そこでテロの首謀者となる兄ヨウとそれを追う警官である弟のジョンを描いてる。
兄弟でテロvs警察、ロケはヨルダンとマレーシアとまぁおいしい要素に加え、2時間ぶっ通しでカーチェイス、銃撃戦、てんこ盛りにアクション満載。
警官であるジョンは仲間の裏切りにあって好きな女(元恋人)も殺され、それが元で頭に銃弾をうけ余命幾ばくもない身って設定もいい。
んで、20数年離ればなれだった父と兄ヨウ(ニコラス)を探してマレーシアまでくる。もう前半はかなり期待が大きい。
んーーーでもね、これだけの要素があるのに中盤から飽きがやってくる。
個人的にアクション好きだし、ジェイもニコもいて、アンディ・オンまでいてアタシの大好物な面子にも関わらず、なにか物足りないんだよねぇ。。。
監督の最近の作品である「証人」や「密告者」はエグい部分や救いようない部分もあったけど、捻りもあったし、何より人物の背景の闇や苦しみとか葛藤描かれて、そういうドラマ性も感られたんだけど、この映画に関しては何かこうアクション一辺倒な印象なんだよねー。。
あとウィルスを巡ってって設定に食傷気味だったってのある。
いやー、個人的にジェイチョウ、ニコラス・ツェー主演で兄弟役でうれしいっつのはある。
っつかニコはやっぱどの角度からみても格好いいなーとか、演技はうまいなぁとか
アンディ・オンの流暢な英語とアクションはやっぱキレがいいなーとか、邪な気分で観て楽しめる事はあるんだよ。
っつーか全然ジェイのことは褒めてないけど(爆)
ジェイは歌手だからねー映画に関しては優しい目線で観るようにしてる。声張らんかーい!っては思うけどね。
冒頭から激しい銃撃戦で引き込まれていくし、主人公である兄弟が時には敵対し味方にもなる。
それを派手な逃亡劇や裏切り、演出はすごいよかった。
父親のリウ・カイチーが出ているまでは結構よかったんだよね。
ただそこから終盤にいくにつれ、雑な印象が残る。
個人的に俳優も監督も好きな面子だったので観れたけど、これ一般的にはどうなんでしょ?? 派手なアクションが好きな人は面白いと思う。
2012年製作 香港
監督、林超賢(タンデ・ラム)
出演、周杰倫(ジェイ・チョウ)、謝霆鋒(ニコラス・ツェー)、安志杰(アンディ・オン)、林鵬(リン・ポン)、廖啟智(リウ・カイチー)