HK CINEMA LABO 映画と猫。ときどき雑記帳

映画ときどき猫。音楽、パソコン、趣味

導火線/FLASH POINT

STORY

中国への返還を間近に控えた1997年の香港。総合格闘技を得意とする

熱血漢の刑事マーは、逮捕のたびに犯人に重傷を負わせてしまう署内の

厄介者。

目下、ベトナム人3兄弟率いる犯罪組織を追っていたマーだったが、

潜入捜査をしていた相棒のウィルソン刑事の身元がバレてしまい死の

危険が迫る。

さらに、ウィルソンの恋人ジュディを人質に取る3兄弟の卑劣な手口に、

ついにマーの怒りは頂点に達するのだった。

 

 

REVIEW

ん、もう。ドニーさんのドニーさんによるドニーさんのための映画ですた!

爆発力が半端ない。いや、マジで。

 

作品は2007年の製作ですが、日本版DVDにての鑑賞です。日本では劇場未公開なの。

なんでこの映画、公開しなかったんだろうねー。勿体ない。

 

 

ドニーさん演じる刑事マーは正義感が強いけど、それ故に行き過ぎな行動を起こすタイプ。でもって、ルイス・クー演じる潜入捜査官ウィルソンとコンビとなって、ベトナム人マフィア3兄弟を追い詰めていく話。

 

 

まぁ展開としてはわかりやすくベタなんですけど、とにかくアクションが恐ろしくオモシロイ。

 

アクション以外にもルイス・クー演じる潜入捜査官ウィルソンが潜入中に心理的にドキドキさせられる場面も描かれている。

 

 

見終わったあと、冷静に考えるとアクションシーンが多いようには感じなかったけど、でも何と言っても場面場面での凝縮された濃いアクションが印象的。

 

でもまー、ドニーさん演じる刑事はほんとやり過ぎって思うほど、悪い奴を容赦なく痛めつけます。もう最強。

 

3兄弟の三男がマーに追われ、人質に取った子供を投げ飛ばしたあたりのぶちギレ感は半端ない。もう、アンタやり過ぎでっせ!っと言いたいが近寄ったら殺されそうなほどにオソロシイ形相ですた。

 

そしてやっぱり、一番の見所はやっぱクライマックスのドニーVSコリン・チョウでしょう。

もう、2人とも人間業とは思えない激しい闘いで、これだけでもこの映画を見る価値ありです。

 

あと、メイキングを見ると本当に生傷絶えなく危険な撮影だったんだと伺える。

 

映画を観るなら、メイキングも一緒に見てほしいなぁと思う映画です。