HK CINEMA LABO 映画と猫。ときどき雑記帳

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スォーズマン 女神復活の章/東方不敗 風雲再起

東方不敗3

STORY

東方不敗が身を投げた黒木崖に10年後、沈没したスペイン船の調査のためと称し明政府の役人、顧長周を案内に、ゴリダ将軍一行が現れる。彼らの前に現れた白髪の老人は東方不敗の墓守りかと思われたが、実は本人で、“葵花宝典”を狙っていた将軍を狂死させる。秘かに彼女を崇拝していた顧は、彼女の偽者が全国に氾濫している旨を告げる……。

REVIEW

前作でブリジット・リンが演じる東方不敗が人気だったので、続編として作られ、前作「笑傲江湖2之東方不敗」の東方不敗の10年後という設定。前作に引き続き、東方不敗の役はブリジット・リン、こりゃあ期待するでしょう!って思ってみると、失敗するパターンの作品です。

ん?、「東方不敗=ブリジット」という人気に頼りすぎで、設定といい、登場人物の描き方といい、なんか中途半端なんですよねぇ・・・

物語の序盤、東方不敗が復活する場面をみると何となく期待できそうな雰囲気を感じるんですが物語が続くにつれ、話を詰め込みすぎて無理が出てきてしまう。

基本が奇想天外な話なので、日本の忍者やスペイン軍が出てきて、てんやわんやな部分は嫌いではない。映像がちゃっちいのも香港映画らしくって個人的には悪いって気はしない。原作「笑傲江湖」からもかけ離れても全然構わない。

ただ、ハチャメチャにするなら徹底的にバカやって欲しかったのが本音。

東方不敗が自分の偽者退治に向かうって設定までは展開もよくて、ジョイ・ウォン演じるスノーとの関係とか面白い要素もたくさんあったりするわけだけど、なんだろうねぇ・・・いい意味でも悪い意味でも東方不敗が際立ちすぎで、他の登場人物が時間が経つにつれ、半端なイメージに変わってしまう印象だった。

ユー・ロングヮンとジョイ・ウォンをもっと濃い味付けにしてくれたら、かなり違った感想になっていたと思う。この二人の描き方に物足りなさを感じてしまいますた。

まぁこれはブリジット・リンの「男装の麗人」を思いっきり楽しむには抜群。偽者のスノーとの絡みのシーンは今見ても「エロい」の一言です。何か、中性的で男の色気も女の色気も備わっている彼女の魅力は十分に発揮されていますた。

とういうか、正直それ以上の楽しみが無いのよ・・・

前半の展開が結構よかっただけに後半のグズグズ感が拭えないし、登場人物は迷走しているしで物語の構図に問題が・・・

ん、でも霧隠雷蔵の存在とか、カジキマグロに乗って登場する東方不敗とか、かなりツボは刺激されたのも確かではあります。

イルカならぬカジキマグロって!っとかなりツッコミましたし、霧隠雷蔵って・・・霧隠才蔵のイトコか何かなんでしょうか(笑)いやはや、こういう無茶な設定や演出は好きですた。

まぁ、前作「笑傲江湖2之東方不敗」やサミュエル・ホイ主人公の前々作の「剣士列伝」と比べれば、面白みには欠けますがB級作品と捉えて観賞すると、結構ツボにはまるツッコミ所が楽しめて決して悪い作品ではないと一応フォローしてみます。

1993年/香港

監督:程小東

出演:林青霞(ブリジット・リン)/王祖賢 (フェイ・ウォン)/于榮光 (ユー・ロングヮン)/王靜瑩(ジーン・ウォン)/劉洵 (ラウ・シュン)/苑瓊丹(ユン・キンタン)