HK CINEMA LABO 映画と猫。ときどき雑記帳

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【 映画 】蠻荒的童話 In the Lap of God

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STORY

スリを生業にしているロイ(ロイ・チョン)と弟分たちは、ヤクザの愛人からダイヤを奪う。だが、街で大騒ぎになったため、偶然その場に居合わせたMAY(アイリーン・ワン)のカバンにダイヤを忍ばせることに。だが弟分はすぐにヤクザに捕まってしまう。

一方、MAYはビルマにいる恋人のALEX(フランシス・ン)が軍に拉致されていると聞き保釈金を払おうと八方手をつくすがまとまった金を集められず途方にくれる。そんな時カバンの中にダイヤが入っている事を知ったMAYの元へダイヤを奪い返そうとRoyがやってくる。

MAYはダイヤはビルマにいる友人に預けたと嘘を。ビルマに恋人を助けたいMAYとダイヤを取り戻したいロイはビルマへ向かう事に・・・

 

REVIEW

兄さん主演作品でもちろん香港版は持っていたんですが、今回MATVで字幕付きを鑑賞できますた。大体のストーリーは解っていたんですが、言葉が解ると面白かったです。

 

物語は張耀揚兄さん演じるスリ一味の兄貴ロイの弟分がヤクザの愛人からスったダイヤを偶然居合わせたMAY(アイリーン・ワン)のかばんに忍ばせた事がきっかけでビルマ(現在のミャンマー)へ行き、ひたすらトラブルに巻き込まれながら、二人の距離が近づいていく恋愛ありのロードムービー

序盤、もっさい髪型のロイ兄さんを見て軽い眩暈を覚えましたがビルマに行ってからの兄さんはかなり男前。 

 

悪役ロイ兄さんのイメージしかない人がみたらガラリと印象が変わるでしょう。この兄さん、スリを生業にしている男だが男気があって弟分を助ようと奮闘したり、MAYがピンチに陥そうになると身を呈して守ってやったりと何かといい男です。

 

最初は気が合わないロイとMAYですが、この二人の掛け合いがなかなか良くて色々とトラブルに巻き込まれていくうちに二人の距離が近づいてきて、こっちが嫉妬しそうなほどイイ雰囲気に。

 

 トラブル続きの連続がスピーディで反政府軍の銃撃戦に巻き込まれたり、沼地で人食いワニの餌食になりそうなったり、政府軍に狙われたりとかなりてんやわんや。

展開は解りやすく典型的な感じがしますが、結構飽きさせない面白さを感じる。

あと、意外にも銃撃戦とかカーチェイスなど派手な演出だったりで見せ場も結構上手く描いていますた。

 

それ以上にロイ兄さん迷としてはこれほど、ヨダレが出る映画はない。

ん、もう兄さん若さ爆発で美しい筋肉を惜しげもなくみせてくれます。キュと上がったお尻まで拝めるとは何ともありがたや?。

それに、髪が濡れている兄さんってかなり男前で美しいって事まで解った。もう、王子様だわい。

しかも、いい人なんで終始微笑ましく鑑賞できますた。

 

でも、ヒロインのアイリーン・ワンに何度嫉妬したことか・・・ロイとはイイ感じだし恋人ALEXは鎮宇が演じているしで、イヤ、ほんと羨ましい限りですた。

 

 映画としては解りやすくて見やすい部類の作品だと思います。要は可もなく不可もなくって所だけど、若かれし頃の張耀揚兄さんが主人公ってのは結構貴重で、迷としてはホント嬉しい作品の一つです。

兄さんのいい人っぷりに興味のあるかた是非ご鑑賞を!!

  

1991年/香港

監督:廬堅

出演:張耀揚(ロイ・チョン)/温碧霞(アイリーン・ワン/呉鎮宇(フランシス・ン)