HK CINEMA LABO 映画と猫。ときどき雑記帳

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カンフー麻雀/雀聖

雀聖

STORY

ギャンブル狂のサイ(ユン・ワー)は、驚異的な記憶力を持つレストランのウゼイター、アウォン(ロジャー・クォック)に目をつけ麻雀を仕込み始める。ある日、ふたりはギャングのボス、ティンと闘い、圧勝!しかし、ティンの怒りを買ってしまったふたりはボコボコにされてしまう。その状態を見かねたかつての麻雀マスター・フェイおばさん(ユン・チウ)がふたりに手を差し伸べ、激しいトレーニングを開始!それは、最強雀士決定戦でギャングたちを打ちのめすための訓練だった。

REVIEW

「カンフー・ハッスル」で印象強い大家夫婦を演じたユン・ワー、ユン・チウが出演。この二人が主人公かと思いきや、ロジャー・クォック演じる、記憶力抜群の青年アウォンが活躍する物語ですた。

その主人公、アウォンが記憶を無くして3才児並になってしまう所や、一度敵に追い詰められて復活を遂げギャンブルに勝利するところは90年代の「ゴッド・ギャンブラー」のパターンを見ているよう。

「ゴッド・ギャンブラー」のカードゲームが麻雀になっただけのような気がしないわけでもないが・・・

やっぱ王晶監督が作るこの手の作品は面白いし、安心して楽しめる。

でも、ユン・チウ演じるフェイおばさんは常に咥えタバコでカンフーの達人って「カンフー・ハッスル」そのままやないけ!!というキャラクターですた。

アクションはそのユン・チウがほぼ担当。『キル・ビル』ばりな格好で派手なアクションシーンがちょこっとあるだけで、アクションシーンはそんなに多くは無い。

まぁ基本、麻雀を主体にしたコメディなので、アクションはオマケ程度ですた。

それでも、香港映画らしいベタな笑いとテンポのいい展開で飽きることなく楽しめますた。

全体的に90年代最初くらいの香港映画を観ているような気持ちになります。ベタな展開とくだらない笑いが香港映画らしくて、個人的には好きですた。

2005年製作/香港

監督:王晶(バリー・ウォン)

出演:郭晉安(ロジャー・クォック)/元華(ユン・ワー)/元秋(ユン・チウ)