マジック・クリスタル/魔翡翠
STORY
香港警察特務員のアンディ(アンディ・ラウ)は友人・シェンから呼び出され、兄のスヌーカー(バリー・ウォン)とその息子・ペンと共にギリシャへ向かう。だがシェンは何故かKGBに誘拐さてしまう。その後、香港に戻ったアンディやシェンの妹(チョン・マン)までがKGBに襲撃される。実は、ペンが持っていた不思議な力を持つというヒスイ石の強奪がKGBの目的だった。アンディ達、KGB、インターポールはギリシャの地下迷路で三つ巴の壮絶な戦いを繰り広げる…。
REVIEW
何か、日本版DVDのジャケット、色んな意味で間違っていると思う・・・。
で内容は?と言うと・・・さすが王晶監督というか、何と言うか・・・
たぶん、この時代に流行ったであろう「インディー・ジョーンズ」+「E.T」を匂わすような要素がてんこ盛りな作品ですた。
でっアンディの甥っ子ペンが不思議な力と意志を持った翡翠石(以後、ヒスイ君)と仲良くなって、リチャード・ノートン演じるKGBのボスに狙われて、てんやわんやなお話し。甥っ子ペンとヒスイ君が仲良くなるエピソードはパク・・・いや、パロったのは良いとする。でもそのヒスイ君、まったく可愛くない・・・。っていうか怖いよ・・・。舌ベロ?ンが特に。
内容はまぁ↑で述べたように、どっかで観たような要素がてんこ盛りですが、王晶だし(←失礼!)この時代の香港映画だし(←失礼!!)っということで、あまり期待せずに鑑賞したんですが、これが意外にも話の展開がスピーディーで飽きずに観れるっていうか、変に面白くなっていって時間の経過を感じる事無く楽しめますた。
内容自体はどうってことないですが、子役の子が可愛かったのと時々ツボにはまる笑いもあったりして、そこが良かったのかも。
特に、ナット・チャンの銀行強盗には大笑いしますた。あと王晶監督自身も出演しているんですが、王晶自身は全編を通して笑いを引き受けてくれているのもいい。
後はやっぱり、シンシア・ロスロックでしょう。かなり久しぶりな人だわ。もう、この人が最初から最後まで大活躍。最初はマックス・モクの相棒っていうか助手て感じだけど、話が進むにつれ凄いキレのある動きを見せてくれますた。
それこそ、さすがのアンディを喰ちゃうくらいにアクションの連続。さすが武術家ですわ?。
そのシンシア・ロスロックとリチャード・ノートンの対決が凄く興奮ものです。
あと、アンディの姉役の人も格好よかったなぁ。
まっ展開はスピーディーだし、アクションは興奮ものだし、笑いのツボも刺激してくれるお話しですた。ですが、シェンの妹役だったチョン・マンとナット・チャンはいつの間にいなくなったんでしょうか??それが心残りです。
1986年/香港
出演:劉徳華(アンディ・ラウ)/莫少聰(マックス・モク)/張敏(チョン・マン)/シンシア・ラスロック/陳百祥(ナット・チャン)/リチャード・ノートン/石堅(シー・キエン)/王晶(バリー・ウォン)