HK CINEMA LABO 映画と猫。ときどき雑記帳

映画ときどき猫。音楽、パソコン、趣味

カンフー・カルト・マスター 魔教教主/倚天屠龍記之魔教教主

STORY

最強の魔力を秘めた伝説の宝刀、倚天刀と屠龍刀をめぐり、全中国の武道家たちの争いに巻き込まれた張翠山は、妻と幼い息子を連れ逃亡を図る。彼女は師匠のもとへ訪れたが、そこに武道家たちが大挙して押し寄せ、張翠山は義理のために自害、妻は息子に復讐を誓わせてから夫の後を追った。

――それから八年後。

成長を遂げた息子・無忌(ジェット・リー)は、呪いによって武術が使えないままでいた。親代わりの老師は、無忌に「少林寺の秘法・九陽神功を習得した男だけが無忌を救える」と教えるのだが……(THE KLOCKWORXより)

REVIEW

金庸の「倚天屠龍記」が原作。と言っても原作からは脱線気味な内容です。

しかも物語の最後は中途半端に終わる。それもそのはず、この映画は元々、三部作で構成する予定だったのが、本作があまりヒットしなかった為、続編が打ち切りになってしまったんだそう。

まっ、構成はホントめちゃくちゃでリンチェイ演じる無忌も途中でキャラが変化するところなんてムリヤリな感じもするが、それを差し引いてもアクションも格好良く登場人物が多くて絡みが複雑なので、一体どういう展開になっていくんだろうって期待があったので続編が無いっていうことは凄く残念。

そうそう昔、初めてこの映画を観た当時は気づかなかったけど、無忌(リンチェイ)の父役は鎮宇だったのね・・・今頃気づいちゃったよ。でも出番10分くらい?しかない・・・

今、観ると出演者がホント豪華な顔ぶれだなぁとつくづく思います。女優陣もチョン・マン、ジジ・ライ、チンミー・ヤウが華を飾っていて華やか。このチンミー・ヤウが凄くキュートで可愛いんだよね?。無忌との恋の行方も着になるところで終わっちゃうんだよなぁ・・・。ちょうど、チョン・マンが二人の邪魔をしだした所だったので、物語よりコッチの恋の行方が気になって仕方ないよ・・・

あと、ラストで戦いながらサモ・ハンリンチェイに太極拳を教える所とか凄く面白かったなぁ。アクションは本当に見所があっていろんな派閥が入り乱れて戦うシーンとか迫力あってよかったです。

まぁ、中途半端に終わりますが、弁髪でもスキンヘッドでもない可愛いリンチェイが拝めてアクションを堪能するぶんには十分楽しめますた。

1993年/香港

監督:王晶バリー・ウォン

出演:李連杰リー・リンチェイ)/張敏(チョン・マン)/邱淑貞(チンミー・ヤウ)/倪星コリン・チョウ)/黎姿(ジジ・ライ)/洪金寶(サモ・ハン・キンポー)/呉耀漢(リチャード・ン)