HK CINEMA LABO 映画と猫。ときどき雑記帳

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五福星/奇謀妙計

STORY

刑務所仲間のサギ師五人組-太っちょドロボーのポット(サモ・ハン・キンポー)、自動車部品ドロのチンケ(リチャード・ウン)、宝石ドロのハンサム(チャーリー・チン)、政治犯のモジャ(ジョン・シャム)、一番年長のマジメ(フォン・ツイファン)は、出所後、社会復帰をこころみ、清掃会社を開業。美人の妹(チェリー・チェン)のいるモジャの家をアジトに仕事に精を出すが・・・

REVIEW

以前レビューで紹介した『大福星』も面白いですが、『福星』シリーズの最初の作品である、この『五福星』も楽しい映画です。

日本版DVDではジャッキーが大きく扱われてますが、ジャッキーはあくまで脇役。

そして、ユン・ピョウも出てますが、ジャッキーと軽く格闘してすれ違うのみ・・・。なので主役はもちろん、サモ・ハン率いる五人組。

この五人組がハチャメチャでアホすぎて楽しすぎ!

皆、それぞれインパクトあるけど特にリチャード・ンの透明人間のシーンは大笑い。もうね、裸でポーズをキメるリチャード・ンに吹き出しますた・・・。

また、ハンサム(チャーリ・チン)の型だけのカンフーとか、ポット(サモ・ハン)のポットの振り付けの歌とか、小ネタをはさんでくる所もツボ。

こう、なんかね細かい笑いが点在していて、そのアホさ加減がわし的にはたまらない心地よさだったりしますた。

笑いのシーンもよかったけど、これまたアクションが素晴らしい。

ジャッキーは確かに脇役なんだけど、アクションに関しては主役のサモ・ハンよりオイシイ所を持っていったんじゃないかな?

特にローラースケートのシーン。あれは、いつ見てもスゲー!!って興奮します。ほんとジャッキーって命知らずだ・・・。その後の車のクラッシュの数々!凄すぎ・・・

で、それに負けじとラストの倉庫でのサモ・ハンの対決も興奮もの。

そして、マジメ(フォン・ツイファン)が実は・・・ってオチがいいなぁ。

それと、ちょこちょこっと出てくる役者もなかなか凄い面々で、いろんな人がいっぱい出ている。

執事役にラム・チェンイン、郵便配達員にウー・マ、組長の手下にディック・ウェイがいたりして、女優さんもムーン・リーやイップ・トンがいたり、ハンバーガー屋の店員がアン・ホイだったり、ローラースケート大会の司会がバリー・ウォン(脚本家のほう)だったり、なにげに豪華な顔ぶれ。

何か、子供の時に見たときより今観るとその豪華な顔ぶれに興奮してしまいますた。そういう意味でも今観てもかなり楽しめた一本です。

1983年/香港

監督:洪金寶(サモ・ハン・キンポー

出演:洪金寶(サモ・ハン・キンポー)/馮淬帆(フォン・ツイファン)/呉耀漢(リチャード・ン)/秦祥林(チャールズ・チン)/岑建勲(ジョン・シャム)/鍾楚紅(チェリー・チャン)/田俊(ジェームス・ティエン)/陳欣健(フィリップ・チャン)/成龍ジャッキー・チェン