HK CINEMA LABO 映画と猫。ときどき雑記帳

映画ときどき猫。音楽、パソコン、趣味

ツインズ・エフェクト/千機變

STORY

ヴァンパイア・スレイヤーのリーヴ(イーキン・チェン)は、次なる敵デコテス公爵との対決でパートナーを殺されてしまう。世界征服を目論むデコテスは、ヴァンパイア界の聖典“昼と夜の書”を我がものにしようと、そのために必要なヴァンパイア一族の王子6兄弟の生き血を集めている。既に5人分を入手し、残るはプリンス・カザフ(エディソン・チャン)一人となっていた。その頃リーヴは見習いスレイヤー、ジプシー(ジリアン・チョン)を新パートナーに迎える。しかし、リーヴの妹ヘレン(シャーリーン・チョイ)は同世代のジプシーのことが気に入らない様子。おまけに、兄の宿敵であるヴァンパイアのカザフ王子と恋に落ちてしまい…。

REVIEW

食わず嫌いはいけない。ただのアイドル映画と思っていたら、なかなか面白いストーリーですた。

冒頭、イーキンジョシー・ホーの激しいアクションが始まりますが、これが結構面白い。ジョシー・ホーはやっぱアクションの上手い女優さんだなーとつくづく関心。イーキンも見せ場があってやっぱりイーキンって殺陣が上手い。

でも、やっぱり主役はTWINS。もう最初はへっぴり腰のアクションでしたが、中盤くらいから、たぶん苦労したんだなと思えるくらい結構上手いアクションを繰り広げていました。たぶんアクション指導したドニー・イェンも影ながら頑張ったでしょう。

っといっても、この映画で好きだったのはエディソン・チャンとシャーリーン・チョイの可愛らしいやりとり。エディソンが何か純情で可愛らしい王子を演じていて好きなキャラですた。前半キーキー喚くヘレンのキャラが好きになれなかったけど、カザフ王子と恋に落ちた所から妙に可愛くなってよかったです。

でも、イーキンが悲しいラストってのはちょっとなぁ。まぁストーリーを盛り上げる意味ではいいんだろうけど、特殊メイクが怖すぎ。あっでも、イーキンって主役よりちょっと脇に回る方がキャラクターがはっきりしている気がする。今回は誰にも喰われなかったし、いい役どころだったなぁ。

あと、ジャッキーとカレン・モクの結婚式のシーンは面白かったなぁ。ああいうコメディを取り入れる所は好きだし、もうこれでジャッキーは出ないのか?なんて思っていたら、しっかり後半で大活躍。そのアクションがジャッキーらしくて面白い。一気にオイシイ所を持っていったのは結局この人ですた。

豪華な出演者と派手なアクション、でも無理矢理な展開。でもそこが、香港映画っていっちゃあ香港映画らしい映画。そして意外な見所はカレンの美脚ですた。

2003/香港

監督:林超賢 (ダンテ・ラム

出演:鍾欣桐(ジリアン・チョン)/蔡卓妍 (シャーリーン・チョイ)/鄭伊健( イーキン・チェン)/陳冠希エディソン・チャン)/ジョシー・ホー /黄秋生(アンソニー・ウォン