HK CINEMA LABO 映画と猫。ときどき雑記帳

映画ときどき猫。音楽、パソコン、趣味

超アブない激辛刑事カリー&ペッパー/[口加][口厘]辣椒

STORY

女好きのお調子者ペッパー(チャウ・シンチー)と真面目なカリー(ジャッキー・チュン)は腕利きの刑事だが、捜査の度に無茶ばかりして上司のチョウ警部(バリー・ウォン)からはいつも怒られてばかりいた。

そんなある日、警察の密着レポートを撮るためにやってきたテレビ局の美人記者・ロー(アン・ブリッジウォーター)に2人は一目惚れ。いいところを見せようと武器密輸の現場に潜入したが、犯人を取り逃がした上に、それが香港警察政治部のおとり捜査中だったことから、大目玉をくってしまう。挙げ句2人は武器商人の雇ったスゴ腕の殺し屋に命を狙われるハメに。

REVIEW

久しぶりにこの作品観ますた。

最近また星爺熱が復活してます。しかも若い頃の・・・

いや?星爺も學友も若いな?、そして二人とも可愛い。

一応コメディタッチで描きつつ王道といっちゃあ王道。結構クスっと笑える場面が所々あって、友情あり、恋愛あり、シリアスなシーンもあり。

星爺も今のような星爺スタイルとは違いちょい控えめ。それでも十分クセ者ですが・・・

ちょっと間延びしている感はありますが、エリック・ツァン演じた情報屋のトニーの関わりが物語を一転させ、終盤は凄い銃撃戦が繰り広げらています。っていうか、仇役の柯受良がこれでもか!っというほど、襲い掛かってきて派手なドンパチが観れます。でも痛そう?な演出でちょっとコワかった・・・

中盤のカー・アクションもさすがその柯受良が監督だけあって迫力ものでここも見所の一つですた。

そして何といっても星爺&學友がコンビっていうのが贅沢っす!お調子者で皮肉屋なペッパーと真面目で純情なカリーっていうコンビの組み合わせがストーリーを面白くさせていたし、カリーが撃たれて意識不明と勘違いしたペッパーがカリーや刑事仲間に騙されて泣いてしまうシーンが特に好きだったなぁ。なんか二人とも素で楽しんでいるように見えて個人的にはお気に入りのシーンです。

ストーリー展開はわかりやすく王道な作りですが、引退したアン・ブリッジウォーターや今はもう会えることのない黄炳耀や柯受良が見れ、そして今は大スターとなった二人のブレイク前の姿が見れただけでも個人的にはお宝な作品です。

1990年/香港

監督:柯受良(ブラッキー・コー)

出演:周星馳チャウ・シンチー)/張學友(ジャッキー・チュン)/柏安[女尼](アン・ブリッジウォーター)/曾志偉(エリック・ツァン)/黄炳耀(バリー・ウォン)/柯受良(ブラッキー・コー)