HK CINEMA LABO 映画と猫。ときどき雑記帳

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スー・チーinトラブルセブン/我愛777

STORY

幼い頃から、秘密施設で工作員の訓練を受けていたジュリア(スー・チー)とアンディは、謎の人物カオから企業スパイとして雇われていた。

前回の任務でパートナーを失ったジュリアの元に、キャンディという新人パートナーがやってくる。能天気で、工作員らしからぬキャンディに手を焼きながらも、アンディの持ってきた次の仕事に向かうジュリア達。

一方、CM監督のジェームズ(パトリック・タム)は、撮影中にカメラを横切ったジュリアに一目惚れ。彼女に接近するジェームスに警戒心を抱くジュリア。ジュリアに近づくため彼女の居場所に引っ越したジェームスはジュリアの部屋に隠しカメラをつけ覗き見る。その様子からジュリアを娼婦と誤解したジェームスは娼婦を辞めさせようと思い切って告白するが…。

REVIEW

スパイアクションらしいのだが、これはコメディです。

ストーリーの流れはベタベタで先の読める展開なんですが、そんなことどうでもいいのだ。

だってパトリック・タムが主演なんだもの。わしゃそれだけで大満足です。

そしてそのパトリックの友達にマイケル・ツェーが出ているっつーのもちょっと嬉しかったっす!

んで、内容はというと、スー・チーはもちろんカッコいい女スパイ。パトちゃんはそのスー・チーを追いかける普通の青年。なのでキャラ的にはどちらかといえばカッコ悪いのだが、意外に味があっていいんだよね?。

また、CM監督という職業柄、業界慣れして時々オカマ言葉を発するのがなんかいそうな業界人って感じで面白かった。その二人がトラブルに巻き込まれながら近づいていくのだが、面白くなっていくのはケン・ウォン扮するアンディが裏切ったあたりから、それまではベタな笑いが展開します。

そしてちょこちょこ出てくるサンドラ・ン姐さんが結構面白い役どころでオイシイ所を持っていって最後もかっこよく見せてくれるし、あれほどトラブルメーカーだったキャンディも活躍の場があるというのに、なぜか目立つかっこよさがないパトリック・タム。

だけど、懸命ににスー・チーのために助けを出してくれる一途さがよかったなぁ。

一見どこにでもいそうな男だが、好きな女のために奮闘しているところが個人的にはよかった。(←褒めすぎ?)

まぁストーリー的には盛り上がりに欠けている映画だけど、パトリック・タム好きのわしとしては十分に楽しめた作品ですた。

2000/香港

監督:阮世生(ジェームス・ユエン)

出演:舒淇スー・チー)/譚耀文(パトリック・タム)/ティエン・シン/王合喜(ケン・ウォン)/呉君如(サンドラ・ン)