HK CINEMA LABO 映画と猫。ときどき雑記帳

映画ときどき猫。音楽、パソコン、趣味

新世紀Mr.Boo ホイさま カミさま ホトケさま/鬼馬狂想曲

STORY

探偵のマイケル(ラウ・チンワン)と部下のサム(ルイス・クー)、フグ(チャン・シウチョン)の三人は、骨董店の警備をすることに。しかし、いい加減な仕事ぶりのおかげで泥棒に入られ、骨董品は粉々、そのせいで大損害に陥る。

事務所に戻ったフグがくすねてきたランプを試しに擦ってみるとその中からハミー・ボーボー(セシリア・チャン)という魔法学校の生徒が現れる。ボーボーは卒業試験として、3つの願い事をかなえてあげないと元の世界に帰れないらしいが、マイケル達は頭のおかしい女だと全く取り合わず事務所から追い出してしまう。失意のボーボーは路上で強盗のキン(フランシス・ン)に身包みをはがされ、大事なお箸をも奪われる。しかも、キンがアジトに戻る途中に奪ったお箸から、ツインズ(Twins)が出現、あろうことかツインズはキンの手下となり・・・・

REVIEW

久しぶりの更新なんで、楽しい作品をっと言う事で、この作品に決定。

言わずと知れた『Mr.Boo』のリメイクです。

わし、ジャンル問わずリメイク作品てあまり観ないのですが、初めて観た時の感想はと言うと・・・

・・・ごめんなさい、素直に頭を下げます。すんげぇ面白かったー!!

なんじゃこれ?!っというほどツボ!

出演陣は許三兄弟ではもちろんありませんが、マイケル役が劉青雲、サミュエル役が古天樂、リッキー役が陳小春で演じてますが、オリジナルの『Mr.Boo』を彷彿とさせるほど似ているの!特に劉青雲が上手いわ?。

そしてキンを演じた呉鎮宇がそりゃー弾けまくりで、この人がさらにストーリーを盛り上げてくれますた。

出演者たちが「これでもかっ!」というほどオーバーなリアクションで、格好つけてない所に役者魂を感じてしまったわ。

セシリア・チャンもスゲーよかった!時々見せる切ない表情がいいんだよね?。

クリスティ・チュンもよかったなぁ。この人はセクシーなイメージが強いけど、こういうお馬鹿な演技も光る人だ。

皆が皆、主役でもあり、貴重な脇役であったりして、バカな事をいつまでもやってくれている所が香港映画の魅力だったりすることを再確認できた作品でもあった。

ストーリーはあって無いようなお話ですが、それがこの作品の面白さだったし、昔の『Mr.Boo』シリーズの小ネタや『ハリー・ポッター』をパロって現代風にしたかと思えば、ブルース・リーを取り入れたりと、その他にもとにかくてんこ盛りな所にただのリメイク作品でない豪華さがありますた。

豪華なうえにオリジナルを観ている人は懐かしさがこみ上げてくること間違いなし!

そして、スペシャルゲストにまで凝る手法も観ているとお得な気分にさせてくれて、決してコメディやパロディ作品が手抜きじゃない作りなのもこの作品の凄さだと思う。

でも、この作品オリジナルを知らないと楽しめないと思うので、これからご覧にらる方は、まずオリジナルから。そして本家の『Mr.Boo』もオススメでっせー!!

2004年/香港

監督:韋家輝(ワイ・カーワァイ)

出演:劉青雲ラウ・チンワン)/古天樂(ルイス・クー)/陳小春(ジョーダン・チャン)/張柏芝セシリア・チョン)/鍾麗[糸是](クリスティ・チュン)/鍾欣桐(ジリアン・チュン)/蔡卓妍(シャーリーン・チョイ)/呉鎮宇(ン・ジャンユー)