HK CINEMA LABO 映画と猫。ときどき雑記帳

映画ときどき猫。音楽、パソコン、趣味

重装警察/重装警察

STORY

潜入捜査官のホーは捜査中正体を暴かれ地下組織に重傷を負わされ、半身不随となる。しかもホーの身体を直すには莫大な費用が掛かる上、時間がなかった。また、警察の上層部はホーが警察を裏切ったと疑い、何の賠償も無いまま懲戒免職処分とした。

警察署のラグビー仲間で、友情で結ばれてきたホーの友人ドン(杜徳偉)、ケン(何超儀)、ケイ(巫奇)、ファイ(ウォン・ワイファイ)は上層部に掛け合ったが相手にされず、不信感を募らせる。ドン達4人はついにホー莫大な治療のため地下組織の襲撃を決行する。

REVIEW

銃撃戦の迫力、男達の友情、脚本といい材料が揃っていて面白いといっちゃあ面白かったですが、ダニエル・ウー率いるSDUのメンバーにもうちょっと重点を置いてもよかった気がする。

アレックス・トー達、おっさんの友情が熱く描かれているので、対するSDUメンバーの人物描写が薄く感じてしまってバランスが悪いんだよなー。

SDUリーダー、ツォンは昔、仲間を失ってしまった悲しみが一応あるんだけど、そこもなんか薄い気がしてならない。ちょっと勿体無かった。

っと言っても、やっぱ銃撃戦は随所に上手く作り上げられてそこは魅力的。

アレックス・トーとチン・ガーロッが安定感のある演技だったので、友情の描き方もよかった。

っていうかそれ以前にこれはひこそ率いるSDUが主役じゃなく、アレックス・トーとチン・ガーロッが主役だったような・・・

これは警察でも、ひこそでもなく、ましては『重装警察』でもなく、男の友情が熱いテーマの作品です。

2001年/香港

監督:林超賢(タンデ・ラム)

出演:呉彦祖ダニエル・ウー)/杜徳偉(アレックス・トー)/彭敬慈(サミュエル・パン)/潘哲玄(ジャズ・プーン)/谷祖琳(ジョー・コック)/黄卓玲(ルビー・ウォン)巫奇(アラン・モー)/錢嘉樂(チン・カーロッ)