香港国際警察 NEW POLICESTORY ／新警察故事 - HK CINEMA LABO　映画と猫。ときどき雑記帳

STORY 刑事としての仕事も、結婚も決まり順風満帆なチャウ（成龍）の前に、ジョー（呉彦祖）率いる犯行グループがアジア銀行を襲撃する事件が発生。チャンはジョー達がいるアジトを特定し「３時間で事件を解決してみせる」と自信満々にマスコミに宣言。アジトへと向かったチャウ達だったが、ジョーが仕掛けた残忍な罠に嵌りチャンの部下は無惨な姿で一人、また一人と倒されていく。チャンの作戦は失敗に終わり、殺された部下の中には婚約者ホーリー（楊采[女尼]）の弟もいた。

一人生き残ったチャンは仲間を失った悲しみで、立ち直る事ができないまま酒浸りの日々を過ごす。

一年後、そんなチャンの前に新たに部下として配属された来たという巡査1667のシウホン（謝霆鋒）が現れる。シウホンはチャンにつきまとう。

一方、香港警察にはジョー達による新たな挑戦状が叩きつけられていた・・・

REVIEW

ジャッキーの香港復活第一弾。やっぱジャッキーは香港がいいわ！

ハリウッドのジャッキー作品はあまり好きじゃなかったので、しばらくジャッキー離れをしてしまったんだけど、この映画を観に行った時は久しぶりに大いに興奮しますた。

以前の『ポリスストーリー』と比べたらマギー・チャンもいないし、シリアスなストーリーだけど、前作からだいぶ経っているので、その面はクリアされて抵抗無く観れますた。

今回ももちろんジャッキーが主役なんだけども、彼だけに重点を置かずに若手のダニエル・ウーやニコラス・ツェーもきちんとメインで描かれていて、その二人の若者の相反する構図が面白くさせていたし、そこに今回のテーマもあった気がしますた。ニコの着ているコートの謎も描き方もよかった。

久しぶりにこの映画でチャーリー・ヤンが見られたのも個人的には嬉しかったし、ジャッキーはジャッキーで50歳とは思えんほど。

冒頭メソメソしているジャッキー（少林寺木人拳以来のメソメソっぷりだったので・・・）を見て「このストーリー大丈夫か？」なんて心配もしましたが、中盤からキレのいいジャッキーで、昔よりは少ないがアクションを見せてくれたし、スピード感もあった。

昔の『ポリス・ストーリー』を彷彿させるシーンも多かったのが個人的に嬉しかったです。

ストーリーは残虐的なシーンも多いけど、基本的な王道を結構練り上げて作られたカンジがするのでアクションとしてだけじゃなく人間ドラマな要素が含まれているのもイイ。