HK CINEMA LABO 映画と猫。ときどき雑記帳

映画ときどき猫。音楽、パソコン、趣味

決戦・紫禁城/決戦紫禁之嶺

STORY 剣聖と呼ばれる皇族のイップ・クーシン/葉弧城(アンディ・ラウ)は自分の剣の腕を確かめるため、剣神と呼ばれているサイモン・チョイシー/西門吹雪(イーキン・チェン)と紫禁城での決戦を宣言。サイモンの親友で皇帝密使の009(ニック・チョン)は立会い人を務めることに。

決戦の話題が城下で話題になるなか、それに関係する謎の殺人事件が発生する。

009はその調査にあたり、サイモンが容疑者として浮上するが・・・

REVIEW

武侠作家、古龍の『陸小鳳傳奇』の三作目にあたる、『決戦前後』を映画化した作品。

宣伝ではアンディとイーキンの2大スター共演と謳っていたんですが、

当の本人達の出番は少なく、しかもカラミがあるのはラストの決闘シーンだけだったような・・・

そのかわりニック・チョンが話の軸の中心で動き回っているので、ストーリーは観やすい展開となっています。っというか、この人が主役の気がするんですが・・・

おいしいところを持っていったという意味でも。

アンディとイーキンがストイックな感じなので、真面目な内容だと思っていたら、コメディな要素が多く、ちょい下品な要素もあり。

コメディ的な要素はニック・チョンとヒロインで皇帝の妹役演じたビッキー・チャオが引っ張ってくれますた。

この二人がいなかったら、つまらない作品になっていたかも・・・と思うほど二人の掛け合いが面白かった。

でも、ヴィッキー・チャオがアンディに恋心を抱いているのですが、アンディのカラミより、ニック・チョンとの掛け合いやカラミが多かったので、ニック・チョンに後から惚れる展開かな?なんて思っていたら、

そのままアンディとくっついてしまい、そんなにニック・チョンとのカラミは必要だったんかいなと思ってしまった。そこらへんのアンバランスさがどうもねぇ。

でもこの、アンディとヴィッキー・チャオのラストはホロっとくるものがあって、結果的にはよかった気もする。

パンチが弱い気もする作品ですが、まぁ個人的にストーリーも展開もそんなに悪くはないし、皇帝役にパトリック・タムも出ていて、わし的には大満足。

ストイックな剣豪を演じたイーキン&アンディですが、個人的にはやっぱ、009を演じたニック・チョンが一番いい男だった気がする。

2000年

監督:劉偉強(アンドリュー・ラウ

出演:劉徳華アンディ・ラウ)/鄭伊健(イーキン・チェン)/張家輝(ニック・チョン)/趙薇(ヴィッキー・チャオ)/楊恭如(クリスティ・ヤン)/譚耀文(パトリック・タム)