HK CINEMA LABO 映画と猫。ときどき雑記帳

映画ときどき猫。音楽、パソコン、趣味

大丈夫日記/大丈夫日記

STORY

証券マンのチャウ(周潤發)は優柔不断でお調子者。 ある日、雨が降る街中でブティックの美人経営者ジョイ(王祖賢)と、もう一人フライト・アテンダントのサリー(葉倩文)と出会う。その出会いがきっかけで2人の女性と付き合ってしまったチャウはアメリカでジョイと、パリでサリーと結婚式を挙げ、二人とも妻にしてしまう。 こうして親友のチーホン(李子雄)を巻き込みチャウの必死な二重生活が始まる。 そしてサリーとジョイが出会ってしまい・・・

REVIEW

久々に観てもやっぱおもしろいわ、コレ。ハードボイルドなイメージが強いユンファだけど、コメディやってるユンファの方が個人的には好き。

ユンファ演じる主人公チャウはやっていることは酷いけど、憎めないんだよね。 なんか必死なユンファが面白い。思いっきり弾ております。 というかキレています。

ユンファのせいでドタバタに巻き込まれる親友のレイ・チーホンが一番踏んだり蹴ったりなんだが、そこがまた笑える。 悪役のイメージが強かったりするレイ・チーホンだが意外にコメディも上手い。 お人好しで情けない役を見事に演じきっております。

劇中ちょくちょく出てくるミュージカルシーンがまた笑いを誘い、「ベリーナイス!」を弾けて歌うユンファのラテンなノリがツボ。 そして必死になって『Dr.スランプアラレちゃん』のテーマを歌ったユンファに目が点になったわい! 刑事のケント・チェンに重婚を疑われ、オカマになりきるユンファに爆笑。

内輪ネタもあって、「今年度の最優秀男優賞はチョウ・ユンファです!」ってラジオから放送されて「また、こいつか!」なんてユンファ自身が言っていたり、 チーホンの恋人が『上海灘』の最終回を観ないとと言ったりしたら、「最後はバンバンとやられるのさ」みたいなネタもしっかりご披露してそこがまた笑いを誘う。

サリー・イップとジョイ・ウォンがまた華やかで観る人を惹きつけていて、 全体的に面白いが特にサリーとジョイに二重生活がバレてからの流れがヒートアップしてきてテンポがよかった。 解り易いストーリーで典型的なラブコメ。 ラストは「こんなんでイイんかい!」というオチですが、これぞドタバタコメディでしょう