HK CINEMA LABO 映画と猫。ときどき雑記帳

映画ときどき猫。音楽、パソコン、趣味

ヴァーチャル・シャドウ 幻影特攻 HOT WAR/幻影特攻

STORY

タンゴ(鄭伊健)、CS(陳小春)、ブルー(陳慧琳)は幼なじみで米国CIA開発のVR戦士(バーチャル・リァリティー・ファイター)を開発している研究員。また、タンゴとブルーは恋人同士でもあり、CSは恋人ケイト(樋口明日香)との結婚を間近に控えていた。CSの結婚式当日、凶悪なテロリスト・エイリアン(尹子維)が3人の前に現れ、エイリアンはブルーを誘拐、ケイトを銃殺する。ブルーを取り戻すため、殺されたケイトのためタンゴとCSは自ら実験台となりVR戦士として生まれ変わり、エイリアンが潜伏している香港へむかう。

REVIEW

個人的にこの映画好きです。まぁ激しくツッコミどころも多いですけど。

例えばVR戦士になる過程とか・・・子供向けの戦隊ものを見ているような、妙なチープ感も漂ってます。

あと、テレンス・インがなんであそこまでテロを起こそうとするのかとか(つーか、自分に何のメリットがあんの?)・・・、なんで香港の孤児院で育った3人ともがCIAの研究員なのかとか・・・

まぁ香港映画だしそんなツッコミ所はありますが、それを含めてかなり楽しめますた。

ハッピーエンドではないし、どちらかというと救われない、悲しい結末だったけど脚本がよかったんだろう。(構成はメチャクチャだけど)ちなみに製作は成龍(ジェッキー・チェン)、監督はこの作品で初監督を飾った馬楚成。

しかし、この作品コハルが主人公のような・・・相変わらずコハルに喰われちゃってますイーキン

でも、イーキンの涙ってイイのよ~。女を失って悲しむ役が板に付いていて似合うんだわコレが。

テレンス・インも悪役がサマになっていて美しくて冷酷な悪ですた。このまま突き進んで欲しい気がするよ。そして、やっぱりコハル!コハルの最後のシーンがね、もうこれ以上ないってくらい悲しみを秘めた瞳をするんだわ。もう、その場面だけですべてOKのような気がするくらい、よかった。

やっぱり香港テイストな、おセンチなラストが却って良かったのかも知れないと思った一本

1998年/香港

監督- 馬楚成(ジングル・マ)

出演-鄭伊健(イーキン・チェン)/陳小春(チャン・シウチョン)/陳慧琳(ケリー・チャン)/尹子維(テレンス・イン)