HK CINEMA LABO 映画と猫。ときどき雑記帳

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ゴッド・ギャンブラー3/賭神2之上海灘賭聖

STORY

賭神コウの元で修行したシン(チャウ・シンチー)は香港へ戻り、久しぶりに叔父ダッ(ン・マンタ)やボディーガードのドラゴン(チャールズ・ヒョン)と再会を楽しんでいた。ところがシンに復讐を誓った大軍(チン・トン/程東)が部下4人を連れ襲撃。超能力が大きくぶつかり遭いシンは閃光に包まれて消えてしまう。

先ほどとは違う場所にいることに気がついたシンは道をさまよっていると目の前で首を吊ろうとしている男に出会う。その男はシンの死んだはずの祖父・ダイフの若かれし姿だった。祖父ダイフとの出会いによってシンは自分が1930年代にタイムスリップした事を知る・・・

REVIEW

主人公シンが超能力者という設定なのでほとんど、まともなギャンブルシーンはありません。もう、お馬鹿炸裂のシンチーワールドです、この作品。

そして観てて飽きないン・マンタのおっちゃんとの掛け合いはやっぱり最高。

ヒロインのコン・リーはさすがの演技で1人2役のまったく違うタイプを好演しています。やっぱりこの人上手い女優さんだわ。

ちなみに台湾版は当時、大陸の俳優がでている作品は公開できなかったため、違う台湾の女優さんがコン・リーの役を演じております。

内容は「上海灘」をベースにミュージカル調のダンスが見られたり、「賭神」のセルフパロディがあったりとシンチーギャグも含め、なんか幕の内弁当的なお得なカンジがする作品。また、シンチーのアクションシーンが多く観られるのもこの作品の特徴。

意外にもシンの敵相手の大軍も人間味があってラストはこの大軍がカッコよく仕上がってます。

シンとユーモンのラストは切なくて、シンの恩人のディンが前半で渡した指輪の答えがラストに訪れます。

ストーリーの中に伏線がところどころにあって見るものを飽きさせない1本。

このシリーズ(賭神1,2、賭侠、そして本作)はいつ観ても名作と改めて実感した。

監督- 王晶(ウォン・チン) 

出演-周星馳チャウ・シンチー)/鞏俐(コン・リー)/向華強(チャールズ・ヒョン)/呉君如(サンドラ・ン)/呉孟達(ン・マンタ)/程東(チン・トン)/龍方(ロン・フォン)/黄韻詩(ウォン・ワンシー)/呂良偉(レイ・ロイ)