HK CINEMA LABO 映画と猫。ときどき雑記帳

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ゴッド・ギャンブラー2/賭侠

STORY

賭神シン(チョウ・ユンファ)の元で修行し、ラスベガスで成功を納めたナイフ(アンディ・ラウ)は香港へ戻り「賭侠」と呼ばれるようになる。そんなとき、金儲けの為に賭神コウに近づきたい為、弟子志願する青年シン(チャウ・シンチー)が叔父のダッ(ン・マンタ)と共にナイフの元に現れる。

REVIEW

「賭神/ゴッド・ギャンブラー」の興行記録を「賭聖/ゴッド・ギャンブラー賭聖外伝」ジェフ・ラウ監督にパクラれ興行記録をもアッサリと塗り替えられ、またそれを「賭神」の生みの親、王晶(ウォン・チン)がパクリ返したのがこの作品。

さすが香港電影だ。しかもパクラれたらパクリ返すとは・・・只では起きん男だ。やるね王晶。しかも賭聖外伝で主演を演じたチャウ・シンチーを迎えるっつー発想がすごい。

内容はなかなか楽しめます。ナイフ(アンディ・ラウ)はチョコレートを食べる姿や指輪を回すところなんて特に賭神コウのクセを見事受け継いでいる。だけどコウの様にまだ完璧じゃないっていう設定も観ていて納得する。未だコウの様に貫禄がないというのがよかった。だからシン(チャウ・シンチー)が生かされている。カジノでの勝負どころは笑いも多かったが、きっちり決める所は決められているし、もちろんアクションシーンも楽しめる。

ただ、この作品ではすでにチョウ・ユンファの出演はラストの一瞬だけです。いわゆるカメオ出演ってやつ。

それにしても、「賭神」でナイフの恋人を演じたジョイ・ウォンは一体何処へ行ったんだ?いつの間にかドラゴンの妹とくっついていました。

「賭神」で敵を演じたン・マンタもここではシンの叔父さんとして出演。チョン・マンもシンの相手役となっております。その件に関してはあまりこだわらず、王晶の「賭神」(ゴッド・ギャンブラー)とジェフ・ラウ監督の「賭聖」(ゴッド・ギャンブラー賭聖外伝)を観た後、この作品を観るのがおすすめです。そして、それをふまえてシンと敵の大軍の因縁が次に紹介する「賭侠?之上海灘賭聖」(ゴッド・ギャンブラー3)へと繋がっていきます

1990年 香港

監督、脚本:王晶(ウォン・チン/バリー・ウォン)  制作:向華勝(ジミー・ヒョン)

出演:劉徳華アンディ・ラウ) /周星馳チャウ・シンチー) /張敏(チョン・マン)/呉孟達(ン・マンタ) /程東(チン・トン) /向華強(チャールズ・ヒョン)/周潤發(チョウ・ユンファ)※カメオ出演