HK CINEMA LABO 映画と猫。ときどき雑記帳

映画ときどき猫。音楽、パソコン、趣味

いつの日かこの愛を/伴我闖天涯

STORY

密輸事件の捜査が進行していた矢先、当局が目を付けていた店の女性経営者が殺されてしまう! ルウ刑事は被害者の妹シェーと共に背後にいる香港マフィアに迫っていくのだが・・・

REVIEW

拳銃密売の事件をきっかけにラウ(ユンファ)とシュー(チェリー・チェン)が次第に惹かれ合っていきますが、それが自然に描かれていてすんなり観れた。

妻子を亡くしたラウと離婚経験のあるシューの大人の穏やかな恋愛感情が観ていて安心させる。ファンタジーだったり、激しい感情がぶつかるようなラブ・ストーリーよりもこういった感じのストーリーの方が好きっすね~私。っていうかそれ以前にラブ・ストーリーなのかこれ?

また、子役の女の子がスゲーおしゃまな女の子でかわいいのよ。ストーリー展開の中でいい感じでポイントをついていた。エレインと確執があったエレイン&シューの親父は孫のカカを素直に可愛がれなくて辛く当たるんですが、そのシーンが可哀想なのなんのって・・・。まっ後に反省するんですけどね。なんつー酷いジジィなんだ!と思ったよ。

またシューの元ダンナもなかなか勝手な男なんだが、こういうオトコって世の中に結構いるんだよね~なんて視線で観れて面白かった。女は好きな男がいると昔のオトコなんてどうでもいいのよ~みたいなテイストをチェリー・チャンがきっちり演じている。

この作品にもロイ兄さんこと、ロイ・チョンがラウをしつこく追う殺し屋役で出ていましたが、相変わらず極悪非道です。もう、これでもか!ってくらいユンファ兄さんを追いかけ回します。そこが結構見ごたえあり。

1989年/香港 

監督- 林嶺東(リンゴ・ラム

出演-周潤發(チョウ・ユンファ)/鐘楚紅(チェリー・チャン)/ヤン・チャン/ルン・ウォン/張耀揚(ロイ・チョン