HK CINEMA LABO 映画と猫。ときどき雑記帳

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広州殺人事件/九品芝麻官之白面包青天


STORY
ロンシン(チャウ・シンチー)は理想は高いが金品に弱いヘボ判事。
今日もある夫婦の家賃問題で弁護士のフォンに金で釣られ、
町の人々から大根を投げつけられる。
ある日、町の名士のチッ家で長男の盛大な結婚式が行われる。
ロンシンはチッ家の嫁に嫁いだジョン(チョン・マン)に心を奪われてしまう。
からしばらく経ったある日、チッ家の一族13人が惨殺される事件がおこり、唯一ジョンだけが一命を取り遂げる。
犯人はチッ家の主の嫁の従兄弟で愛人のションワイ(コリン・チョウ)だが、彼はジョンをレイプし、それを見て激怒した主の嫁や主を次々と殺害した。
犯行は明らかに明白だったが、ションワイの父は提督で力があり、敏腕弁護士のフォンを雇い、反対に被害者のジョンはチッ家殺害の犯人に仕立てあげられ死刑判決を受けてしまう。
ロンシンはジョンを助けたかったが、フォン達の罠にはめられ、それがかえってジョンに恨まれてしまう。ロンシンは今までの賄賂や不正な判決をネタに判事を剥奪され冤罪まできせられてしまう。そのためロンシンもまた、死刑判決を受け投獄されてしまう。
ロンシンはジョンの無実を証明すると約束し脱獄を図る。そして、甥のヤウワイ(ン・マンタ)と共に追っ手から逃れるため旅に出る。

REVIEW
冤罪で投獄されてしまう判事の姿を描いたコメディ。

シンチー出演作品の中でも個人的に好きな作品。ただ、暴力シーンが激しいので(特にチョン・マンの)苦手な人は観てて辛いかも・・・
結構ブラックですが、ウォン・チンやシンチー慣れしている人は大丈夫かな?
意外にもシンチー出演作品にしては上手くまとまっていると思います。

また、ン・マンタのオッちゃんがシンチーの甥って役どころが笑えます。
ストーリーは主人公ロンシンが追っ手に追われて、大道芸人の船に乗り込んだあたりから面白くなってきます。その後、娼館の女主人との出会いによって、ロンシンが判事としての力に目覚めていく件もわかりやすくて面白い。
シンチー作品でお馴染みの役者が多く出演しているのも特徴的。
個々のキャラクターもよく表現されていて個人的には大満足な一本。
やはりシンチーは古装片ものが好きっす。

作品名:九品芝麻官之白面包青天 (広州殺人事件)
監督:王晶(ウォン・チン/バリー・ウォン
演:周星馳チャウ・シンチー) /張敏(チョン・マン) /倪星(コリン・チョウ) / 呉啓華(ン・カイワー) /鐘麗[糸是](クリスティ・チュン) /呉孟達(ン・マンタ)