HK CINEMA LABO 映画と猫。ときどき雑記帳

映画ときどき猫。音楽、パソコン、趣味

ロンゲストナイト/暗花

STORY

黒社会のバランスが拮抗しているおかげで、かろうじて平和が保たれてきたマカオ。しかし新興グループの台頭で、このバランスも崩れ去ろうとしていた。勢力を二分するリーダー、ケイとジョージは和解によって血なまぐさい抗争に終止符を打とうとするが、長老ホンはこの機に乗じて自分の勢力を一気に伸ばそうと画策する。そんな中で、悪徳警官サムも、次第に抗争の渦に巻き込まれていく……。(all cinemaより抜粋)

REVIEW

フタを開けると恐い作品でした。

製作は『ザ・ミッション非情の掟』『ヒーロー・ネバー・ダイ』のジョニー・トーです。

やはりカメラワークは上手く仕上がっていて短い時間でよくもまぁこれだけ出来たもんだと感心。

ホントに出てくる人間、出てくる人間悪い奴ばっかりで同情の余地無しです。特に主演のトニー・レオンなんて悪い奴すぎて、トニー迷はショック受けないか?なんて心配したよ・・・だってこのトニー残虐過ぎる・・・。

後半でトニーがスキンヘッドになりますが、それも恐いし目つきなんてそりゃあもう・・・何でこんなに悪い奴演じられるの?と聞きたいくらい悪い奴を演じてます。私しゃ、アンタの演技の深さに感動すら覚えてしまったよトニー・・・

内容もハラハラもんで、ラウ・チンワンが演じたイウトンの駆け引きの凄さや、最後の銃撃戦はジョニー・トウの世界。撃ち合いをスローで表現するところとかカメラワークはいつ見ても絶品だなぁと関心しますた。ラストは思わず拍手を送りたいほど酷すぎるオチ(イイ意味で)で、なんちゅー救いようのないラストなんだと思った。

トニー迷は多分観たくないだろうと思うが、ブラックなトニーを観れた作品でした。

でも、個人的に特にトニー迷ではないが、こういう役はもうやらないでくれとも感じる

ちなみに「暗花」は懸賞金の意味。