センチュリー・オブ・ドラゴン/龍在邊縁(
STORY
警察学校を卒業した警官のシン(ルイス・クー)は元ヤクザで今は真面目な実業家として活躍しているフェイ・ロン(アンディ・ラウ)の動向を探るため彼に近づくよう潜入捜査を命じられ・・・
REVIEW
この作品、王晶(ウォン・チン)が製作なので、コメディと思ったら真面目な内容だった。黒社会、潜入捜査と言うことで「無間道」を思い浮かべると思うが内容はまったく違います。まぁ「無間道」より前に作られた作品だし、本作が「無間道」よりも前で良かった。「無間道」が極上作品なら、この作品は良作だから。
ストーリーは先が読めてしまいますが、登場人物がイイ線いっているので楽しめると思う。この作品アンディもルイス・クーもそれぞれカッコイイ。ファンはたまらんだろうなぁ・・・
また、フェイ・ロンの奥さんデイジーの役したスーキー・クワンがかっちょええオンナを演じているので見応えアリ。
ラストのオチも良かった。頂点を極めた男は一筋縄ではいかないってか?というような小気味いいラスト。
ただ、今回アンソニー・ウォンの演じたパオは悲しかったです。主人公フェイ・ロンよりパオの方が可哀想だよ・・・パオの息子を演じたパトリック・タムの目が恐いのなんのって。ありゃヘビの様な目だ(存在感出まくりよ)でも最近、お気に入りの俳優です。
1999年/香港
監督- 霍耀良(クラレンス・フォ)
出演-劉徳華(アンディ・ラウ)/古樂天(ルイス・クー)/譚耀文(パトリック・タム)/關秀媚スーキー・クワン/黄秋生(アンソニー・ウォン)