HK CINEMA LABO 映画と猫。ときどき雑記帳

映画ときどき猫。音楽、パソコン、趣味

夢翔る人 色情男女/色情男女

STORY

理想ばかり追う映画監督シン(レスリー・チャン)は自分が書いた脚本が売れたという知らせでプロデューサーのチャン(ロー・ガーイン)に呼び出された。その知らせを聞きシンと恋人のメイ(カレン・モク)は喜んだのも束の間、脚本とは関係ないポルノ映画のメガホンを撮るハメになる。

この映画のスポンサーは黒社会のボスでボスの女が主演女優を演じるというがボスの女でポルノ映画の女優としてやってきたモニク(スー・チー)は演技も出来ず、脱ぐのも嫌がる。

しかもモニクは相手役のワー(チョイ・カムコン)のことを毛嫌いし撮影がうまくいかない。

その上シンは他の役者や撮影スタッフにまでナメられてしまう。

REVIEW

日本でもR-15指定の作品なので大人向な作品。

さえない映画監督が嫌々ながらもポルノ映画を撮っていくうちに情熱を取り戻していく。ちょっとほろ苦いコメディ。

この映画を初めて観たときいきなりカレン・モクレスリーのベットシーンがあって正直ビックリ。

でもレスリー・チャンの表情ってだんだん母性本能をくすぐられる。情けないんだけど何か可愛いんだよなぁ。

また、スー・チーの脱ぎっぷりがいい。女が見ても惚れ惚れする身体です。しかもチャーミング。

ストーリーの中でシンがモニクの足を拭くシーンがあるんですが、そこが何か色っぽくてドキドキした。下品の一歩手前な色気が存在していた。

いつもは灰汁の強い演技をしているチョイ・カムコンが気のいい男を演じているのがスパイスが効いていて楽しめますた。チャンを演じたロー・ガーインもイイ味だしているんだよねぇ。シンとチャンのケンカのシーンとか面白い。「怒れるゴマすり」このセリフ大好きだなぁ。

セリフの中で実在する映画監督や女優の名前を出すシーンがあるがそこがまた皮肉っぽくて遊び心があって面白いです。

ちょっとラストがあっさりしすぎかな?物足りない気がしました。でも現実を見据えながら映画に夢を翔る人々、作品を作ることが出来なかったけどやり遂げた達成感を感じたシンの顔とか爽快感を感じる作品ですた。

監督・制作:爾冬陞(イー・トンシン)/羅志良(ロー・チーリョン)

撮影:馬楚成(ジングル・マ)

出演:張國榮レスリー・チャン) / 莫文蔚(カレン・モク) / 舒淇スー・チー)/ 羅家英(ロー・ガーイン) / 劉青雲ラウ・チンワン