食神 (食神)
STORY
料理界で神のように崇められ「食神」と呼ばれる天才料理人、スティーブン・周(チャウ・シンチー)は、
かつての料理人の姿ではなく、もはやビジネスマンとしてずる賢い男となっていた。
そんなスティーブンのもとにトン(ビンセント・コック)という男が弟子入りを志願してくる。
ところがスティーブンはトンの裏切りによって料理界から追放される。
何もかも失った彼は、ある日屋台へ向かう。そこで屋台の女主人フォンガウ(カレン・モク)と出会う。
REVIEW
周星馳の監督・作品のひとつ。
料理を題材とした作品。そして周星馳ならではの、毒を含んだギャグ満載の一本です。コミック『ミスター味っ子』をモチーフにしたらしいが、『ミスター味っ子』すら吹っ飛ぶ作品。
人によっては好き嫌いが分かれる作品だと思います。わし的には凄くOK!ですた。
随所に笑えるところがあって、内容も飽きさせません。
ストーリーの中に出てくる料理がけっこう美味そうで、これも見所のひとつ。
主人公スティーブンが起死回生のために作った料理のネーミングは下品な仕上がりとなっています。
あと注目するところは屋台の女主人フォンガウ演じるカレン・モク。彼女のメイクが凄い。
『チャイニーズ・オッデセイ』を観た後とかにこの作品見ると、とにかくビックリします。同一人物とは思えないメイクです。
周星馳の作品を見ると、ヒロインが不細工メイクだったりするのですが、そういう意味ではこの作品が一番。
っと言うより、あんなメイクでOKなカレンに役者魂を感じさせる一本。
作品名:【食神】(食神) 1996年製作 香港
監督・脚本:周星馳(チャウ・シンチー) 監督:李力持(リー・リクチー)
制作:楊國輝(ヤン・コクファイ) 撮影:馬楚成(ジングル・マ)
出演:周星馳(チャウ・シンチー)/莫文蔚(カレン・モク)/谷徳昭(ビンセント・コック)/ 薜家燕(セッ・ガーイン)/呉孟達(ン・マンタ)/羅家英(ロー・ガーイン)